カーテンレールの下地の探し方

カーテンレール、ブラインド、ロールスクリーンなど、壁や天井に取り付ける場合は、下地を確認してから取り付けることが必要です。製品の重量はもちろん、下に引く力、時には引っ張ってしまうなどの力が加わるためです。

【一般的な壁と天井の下地の構造】

●壁の構造

通常、窓が取り付けられている壁には、「柱」や「間材(構造材)」と内装仕上げ材(通常:石膏ボード)を支える「胴縁」があります。この木下地の場所が、「下地」(ビスの効く場所)になります。

壁の下地の探し方。壁の構造説明です。木の下地部分にカーテンレールのビスを刺し、取り付けます。

●天井の構造

天井の構造(木製天井下地と鋼製天井下地)の説明です。

通常、天井は、照明や配管を通すため、吊り天井構造になっており、天井材を支える野縁を上記のように組んでいます。この野縁の部分が「下地」(ビスの効く場所)となります。

【代表的な住宅の壁の構造】

下記は、一般的な日本の住宅の壁の基本構造です。太字にした木材の部分が、一般的に「下地」とされている部分で、ビスの効く所です。

代表的な2×4構造の壁(窓周り)の基本構造説明です。

上記を参考にしながら、最終的には、ご自分でも確認頂くと、確実です。下記の方法で確認頂くことをお勧めします。
ホームセンターなどで売っている、下記の道具で調べることが出来ます。

下地探しの道具です。手動のものと、センサー式のものです。
出典:シンワ測定
手動のものの使い方です。壁に向かって針を差し込み、針が刺さり途中で止まった場合下地があります。

このタイプの下地探しは針が先端に出ており、上記のように壁に向かって力を加えると、針が刺さって、途中で止まった場合に「下地がある」と判断されます。

センサー式の下地探し機の使い方です。下地のある部分で光で知らせてくれています。

このタイプのセンサー型の下地探しは、電源を入れて、音が鳴ったり、ランプが付いたりして、下地を発見できます。

この他、下地については、下記も参考にしてみてください。

・新築の場合、これから壁を作る場合は、事前に大工さんに、希望の場所に「下地」を入れてもらうように依頼する
・既に出来上がっている空間の場合は、大家さんや、管理会社、施工会社に下地の位置を確認すると、回答してくれる場合があります。